若者を中心に熱狂的な支持を得ているミュージシャン・米津玄師さん。
昨年は、ドラマ主題歌に起用されるや否や大ヒットした「Lemon」で紅白歌合戦にも出場。
そんな米津玄師さんは、持ち前の感性の鋭さで、人間の心の裏側の”暗い部分”を表現する事にとても長けています。
こうした背景は、米津玄師さん自身の”謎の生い立ち”に隠されているのだとか…?
今回は、そんな米津玄師さんの生い立ちを徹底調査。ひきこもりで自閉症だった噂にも注目し、現在の米津玄師さんを形作った過去を追います。
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この記事でわかること
米津玄師の意外と知らないプロフィール!どんな経歴?
引用:https://utaten.com/
今やその名を知らない人の方が少ない、米津玄師さん。
しかし、「紅白歌合戦で初めてその姿を見た!」という人が多いように、まだまだ米津玄師さんの人となりは謎に包まれています。
ここからは、そんな意外と知られていない米津玄師さんのプロフィールや経歴をご紹介!
【米津玄師プロフィール】
- 名前:米津玄師(よねづ・けんし)
- 別名義:ハチ
- 生年月日:1991年3月10日
- 年齢:28歳(2019年7月30日現在)
- 出身地:徳島県
- 身長:188cm
- 最終学歴:徳島県立徳島商業高校(大阪府内の専門学校中退)
まずは誰しもが最初にぶち当たるのが、米津玄師さんの名前。こちらの名前は、なんと本名です。
最近「米津玄師という名前はなんて読むのか」という意見が多々届いているのでまたツイートしておきます。「よねづけんし」と読みます。知らない人は絶対読めないのでしょうがないんだけど、本名なんです。
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) May 20, 2014
ちなみに「米津」という名字は珍しそうですが、全国で6000人ほどいます。
米津玄師さんの出身地・徳島に同名の地名を発見したので、そこに由来がありそうです。
そんな米津玄師さんがこの本名で活動し始めたのは2012年のこと。
それまでは、ニコニコ動画を中心に「ハチ」の名前で活動するボカロPとして有名でした。
2009年頃から活動し、自らMVやジャケットのアートワークも担当。代表曲「マトリョシカ」等をはじめ、個人総合再生回数は約4000万回を記録しています。
2017年にも新作を発表するなど、ボカロPとしての活動は現在も継続中。
ボカロP時代はメルヘンな作風が人気でしたが、現在の米津玄師さんのソロではあまりそうしたイメージはありません。
どうやら、米津玄師さんが本名でソロ活動をするにあたってはある強い思いがあったようです。
「既に人気のあったハチ名義ではなく本名で活動するようになったのは、“初音ミク”を隠れみのにしたくない、という思いがあったようです。ポップアイコンとして一流の初音ミクは、自分の意見を言うこともなくラクだったものの、「裸の王様かもしれない」という不安があったのだとか。」(J-WAVE NEWSより)
未だに、「ボカロ出身者は舐められている」と感じると言う米津玄師さん。
ありのままの自分自身で勝負した結果、現在の米津玄師さんに繋がっているのですから、この選択は間違っていませんでしたね。
米津玄師の生い立ちは?家族との関係も
引用:https://8heads.net/
2018年末のNHK紅白歌合戦では、故郷である徳島県からの中継が記憶に新しい、米津玄師さん。
昨年大ヒットした「Lemon」も、2017年末に亡くなった故郷の祖父を悼むために作られました。
そこからあの名曲完成すると言う事は、どれほど米津玄師さんが祖父を大切に思われていたのかがよくわかりますよね。
しかし、米津玄師さんは肝心な父親との関係はかなり希薄でした。
どちらからも話しかけることもなく、会話の記憶はほとんどなかったのだとか。
また、米津玄師さんの父親は長身で長髪の白髪といった身なりだそうです。
長身で寡黙な姿は、米津玄師さんと似ていそうな気がしますね。
もしかしたら、父親にとって息子である米津玄師さんは、鏡をみているような、似たもの同士がゆえの接しづらさがあったのかもしれません。
父親、母親、姉の4人家族の米津玄師さんですが、母と姉の関係も良好ではなく、一家団欒という言葉とは少し離れた環境で育ったようです。
加えて学校でも友達と馴染めなかった米津玄師さんは、次第に引きこもりがちになります。
一人で漫画を描いたり独創的な世界に浸るうちに、ネットのFLASH動画の出会い、そこで使われていたBUMP OF CHICKENの曲に感銘を受け、音楽にのめりこみはじめるのです。
音楽好きが高じ、高校時代はバンドを組みますが、メンバーとの関係がうまくいかず。
そして次第に、米津玄師さんは一人で音楽を作り始めるようになり、ニコニコ動画を始めとする動画サイトに音楽を投稿、ボカロPとして活躍し始めるのです。
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米津玄師は自閉症だった?
引用:https://www.musicman-net.com/
家族との不和や、友人とも馴染めない等、何かとコミュニケーションの面で幼少期から悩まされ続けていた米津玄師さん。
そうした一面から、米津玄師さんにはかねてから自閉症の噂がありました。
2015年の「ロッキングオンジャパン」のインタヴューにて、米津玄師さんは20歳のときに「高機能自閉症」の診断を受けたと明かしています。
「高機能自閉症」は発達障害の一種で、「自閉症スペクトラム障害」や「アスペルガー症候群」とも呼ばれます。
生まれつきのものですが、知的発達には遅れがないため、米津玄師さんのように大人になって社会に出て、人と多く関わるようになってから診断される方が多い病気です。
特徴としては「コミュニケーションがとり辛い」、「人間関係がうまくいかない」、「興味や行動のパターン化」が挙げられます。
米津玄師さんはこの診断を受け、これまで人や社会との関係がうまく築けなかった理由がわかったとむしろ安堵したようです。
かつて、自身のブログではうつ病を患った事もあると明かしている米津玄師さん。
「人と繋がれない部分っていうのは自分の音楽によく還元されていると思う。」(『billboard JAPAN』より)
例え障害や病気があろうとも、そんな自分にしか作り出せない感性を強みにしている米津玄師さん。
こうして自ら公言することは、同じような障害や病気を抱える人々の心の支えになっていることでしょう。
米津玄師はひきこもりで自閉症だった?生い立ちから過去の真相を調査!まとめ
撮影おわり pic.twitter.com/lL4PYQEcge
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) August 27, 2018
今回は、米津玄師さんの謎に包まれた過去や生い立ちに迫り、ひきこもりや自閉症の噂も明らかにしてきました。
家族との不和、人間関係への悩み…そうした米津玄師さんの「陰」の部分は音楽として昇華され、痛みや苦しみを抱える多くの人々を救っています。
これは、決して順風満帆な人生を歩んできたわけではない米津玄師さんだからこそ、表現できるものでしょう。
これからも、自分のペースで、人々の心に寄り添う音楽を作り続けて欲しいですね。
それでは、記事を最後まで読んで下さり、ありがとうございました!
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